S&P500が貿易戦争の懸念に揺れる中、調整局面入り

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13日の米株市場のS&P500は、トランプ米大統領の関税政策で新たな売り圧力が押し寄せ、10%の下落、一時は短期的な調整局面に入り急落した。

SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY)に追跡されるS&P500は、5,521ポイントで終了し、2月19日の最近の高値6,147た2月19日ポイントから10%の下落。

この指数は現在、5,738の200日移動平均線の約3.8%下に位置しており、多くのトレーダーにとって重要な基準を示している。

S&P 500銘柄のうち、この移動平均線の上にあるのは37%のみで、これは2023年11月以来の最低水準であり、市場全体の弱さを示す兆候だ。

貿易摩擦、株式市場に動揺

EUが米国のウイスキーに50%の関税を課すことを決定したことに対し、トランプ大統領はトゥルース・ソーシャル(Truth Social)プラットフォームでEUのアルコール製品に200%の関税を課すと投稿した。

今週初め、カナダは200億ドル以上の米国製品に対し報復関税として25%を発表し、EUでは4月から報復関税を課す予定だ。

関税騒動にもかかわらず、最近のインフレデータは米国経済のより楽観的な姿を描いている。 米国の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)は、今年の期待値を下回る結果となり、これにより連邦準備制度理事会(FRB)のディスインフレーション政策が実を結ぶことを期待する声が高まっている。 市場は、今年3回のFRBの利上げを織り込んでいる。

それでも、市場では貿易政策リスクに焦点が当てられている。 トランプ大統領の関税政策の脅威により、企業減益、供給チェーンの混乱、インフレ圧力が再び高まるといった懸念が投資家の間で指摘されている。 これにより、FRBは利下げ軌道の見直しを迫られる可能性がある。

昨日の値上がり銘柄トップ5

Name Change (%)
インテル. INTC +14.60%
ダラー・ジェネラ. DG +6.88%
ダラー・ツリー. DLTR +6.59%
ニューモント. NEM +4.61%
エー・イー・エス. AES +3.80%

昨日の値下がり銘柄トップ5

名前 値動き(%)
アドビ. ADBE -13.85%
スーパーマイクロコンピュータ. SMCI -7.98%
テキサス・パシフィック・ランド. TPL -8.07%
ライブ・ネーション・エンターテインメント. LYV -5.80%
エアビーアンドビー. ABNB -5.67%

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